Day 25《1》僭女王

 

ソーサラーアルトマーとてんぷらねこの ふにゃふにゃESO 25日目です。

 

 

前回は(書き上げた日はプレイした日付より数か月も後ですが)ラズム・ダーとその家族たちとの出会いがありました。

彼の地元での評価は、友人からは帰郷したのに挨拶もしない奴、少女からは憧れのお兄さん、約束の三姉妹からは「裏切り者の無責任野郎」といった風に様々です。

弟のラクザルゴとは会話らしい会話をしていませんでしたが、そりが合わないのでしょうか。

でも、やはり兄弟姉妹っていいよね。

あんなカジートの弟がいたら溺愛しちゃいそうです。

 

 そうよ、ブラコンよ (=・ω・=)

 


 

リンメンにアブナー・サルンが来ており、話しかけることでクエストが進みます。

 

リンメンは平和そのものに見えますが、それは表面上のこと。

ユーラクシアは恐怖と暴力を以てカジートを二級市民として扱っているらしいのです。

アブナー・サルンは停戦交渉をする前に、ユーラクシアがカジートをどのように従わせているかを教えてくれました。

アブナー・サルン
「いいだろう。気の弱い者には向かない光景だがな。ついて来い」

 

酒場の横の階段を上がり、銀行の前を通っていきます。

 

アブナー・サルン「リンメンの救貧院を知っているか? 多くのカジートが奴隷以下に扱われている

 

あの建物だ。リンメンに住むほとんどのカジートには、あれしか仕事がない」

 

奴隷? ここはカジートの国だよね?

以前から銀行の横にあった建物が不思議でしたが、ユーラクシア兵が管理していたのですね。

 

アブナー・サルン
「救貧院は貧民や持たざる者… つまり、借金にまみれた者たちをおびき寄せる仕組みだ。ここに来れば仕事とそれなりの給金が得られる。だが、安い給金から部屋代と食費が差し引かれるため、以前よりさらに状況が悪化するのだ」

 

なぜ借金が生まれるかというと、カジートの市民にのみ適用される関税があるからです。

制度に盾付く者は罰金を科せられます。

リンメンの救貧院は社会的に恵まれない者を救う場所に見えますが、内実は鎖を使わない牢獄なのです。

 

アブナー・サルン「次はリンメンのマーケットだ

よく見ろ。繁盛しているようにみえるが、それは外見だけだ」

 

アブナー・サルン
「見るだけでは分からないだろうが、カジートの商人が店を維持するのに苦労している一方で、獣の外見をしていない商人たちは大変な利益を収めている

ユーラクシアは労働意欲の問題だと主張するだろう。ふん、くだらん」

 

「カジートの承認は不公平に扱われているのか?」

 

アブナー・サルン
「不公平どころではない。カジートの商人たちは高額の関税と検査費と免許料を徴収される… ユーラクシアは猫どもから考えうる限りの金を搾り取っている

その上、毛皮税などというものまで導入した」

 

カジートの抜け毛が商品に混入しないよう、高額な検査費用を支払わせるのだとか……

体が大きいと抜け毛も相当な量でしょう。

 

アブナー・サルン「来い。ユーラクシアが宮殿の外壁に施した改良を見せよう」

 

アブナー・サルン「トレビュシェットが見えるだろう? リンメンの街に向けられている」

 

壁の上に攻城兵器が設置されています。

暴動を抑制しつつエルスウェア防衛軍を食い止める方法として、市民が反撃行動を起こそうものならこの攻城兵器を街に放つと脅しているのです。

 

アブナー・サルン
「リンメンを手放すくらいなら、誰にも支配させないことを選ぶ。ユーラクシアはそういう奴だ。支配を失う危険があると判断したら、一瞬で街を破壊させる

むろん、獣人以外の国民には、カジート地区だけが標的だと伝えている」

 

「カジート地区だけを狙うなんてことが可能なのか?」

 

アブナー・サルン
「むろん無理だ! だがそう嘘をつけば、支援者は納得する

カジートは、無害な抗議行動を起こすだけでもリンメンが壊滅するとわかっている。これまで、ユーラクシアに盾突いた者は一人もいないのだ。無理もないがな」

 

ユーラクシアはサディストですね。

こんな相手と本当に休戦協定なんて結べるのかな……

まあ、有事の際はイケメン枠のらむさんが色仕掛けで何とかしてくれるでしょう。

 

アブナー・サルン「宮殿に着いたら、私に話をさせろ。サルン家当主として、ユーラクシアに対する優位を示し、交渉をまとめる」

 

玉座はユーラクシアのものじゃないぞ!

 


 

リンメン宮殿に入りました。

玉座の間の扉の前に、誰かと首だけの誰かがいました。

〈裏切り者〉キャドウェル
「その顔は知っている。魂なき者の目で見た。シロディールの輝く騎士だと思い込んでいる愚か者と一緒にいただろう

奴はワシを甘く見ていた。コールドハーバーの怪物も、ワシの悪行には恐れおののくのだ!」

 

「キャドウェルの頭か?」

 

〈裏切り者〉キャドウェル
「ワシはワシの頭でしかない

ワシはシロドの英雄で、エルスウェアの敵だ。そして、第三次ネード大虐殺の勇者であり、〈裏切り者〉と呼ばれる闇の騎士だ」

 

「我々が知っているキャドウェルではないようだ」

 

〈裏切り者〉キャドウェル
「もちろん違う。ワシが本物だ。オブリビオンの肉体の釜で身体を与えられた、切り離された魂よりもずっと本物だ

だが、なぜお前さんはワシに話しかける? ワシはお前さんよりも偉大な者を気軽に殺してきたんだぞ」

 

「墓石に刻まれていた〈裏切り者〉なのか?」

 

〈裏切り者〉キャドウェル
「自分でその結論に辿り着いたのか? たしかに奴らはワシをそう呼んでいる。悪くない響きだが、ワシはもっと大仰な肩書が好きだ。勇者。殺戮者。闇の騎士…

ワシが復活したら猫どもめ、この仕打ちの報復を受けるがいい」

 

前に会ったキャドウェル卿とは違う人格なのか、不穏なことを言っています。

そしてもう一人は……

 

ズモグ・フーム
「ではお前がアブナー・サルンの護衛にして従者か? 想定とは違うな

主人に続いて、女王の内奥聖域に入りたいと言うのか? いいだろう。だがまずは、お前の骨髄を計ってやる」

 

筆頭死霊術師ズモグ・フームその人でした。

〈裏切り者〉は魂なき者の目を通して冒険者を見ていました。

ズモグ・フームはキャドウェル卿の墓を掘り起こし、頭を発見し蘇らせたのです。

しかし、その理由については答えてもらえませんでした。

ユーラクシアにとって脅威になるかどうかを見極めるために我々を待っていたようですが、取るに足らないものと思ったようです。

 

〈裏切り者〉キャドウェル「さて、残ったワシの体は… おお、大事な部分が…」
ズモグ・フーム「侮辱したところで何もならんぞ、〈裏切り者〉」
〈裏切り者〉キャドウェル「だが、かつてはワシの体だったんだぞ。ひどい。ひどすぎる!」

 

コミカルなところはやはりキャドウェルか。

 


 

玉座の間に入りました。

 

使者ヴィテリア「ニベネイの議長にして大君主、元老院の魔闘士、およびサルン王朝の当主であります、アブナー・サルンの謁見です。また、護衛もおります」

 

ユーラクシア・サルン「ああ、腹違いの兄か。来たな、私の想定通りだ」

アブナー・サルン「女王になったつもりか…」

ユーラクシア・サルン「口を慎めアブナー。そこの護衛、お前はなかなか面白そうだ。話せ」

アブナー・サルン「聞いたな。上手くやれ」

 

 

 えっ、何を?? (=゜ω゜=)

 

ユーラクシア・サルン
「腹違いの私の兄の従者はもう少し背が高いと聞いていたが。まあいい

なぜこの私が、小うるさい負け犬風情と交渉しなければならないんだ?」

 

「警告に来た。ドラゴンはお前を操り人形と呼んでいる。裏切るつもりだ」

 

ユーラクシア・サルン
「ご親切にも警告とは。お前は、カジート軍を破りリンメンの玉座を奪ったのが私の意志だと知らないのか? 私は断じて誰かの操り人形ではない

しかしお前、なぜ私がドラゴンたちと関係があると考えた?」

 

ここからの会話は選択肢が3つありますが、私は [説得][威圧] のスキルを持っていないので一択しか選べませんでした。

もし2周目をプレイする時があれば、いずれかを取得しておこうと思います。

 

「ドラゴンは死霊術師がカジート防衛軍にぶつけたアンデッドを支援していた」

 

ユーラクシア・サルン
「ああ、これは素晴らしい! あの傲岸不遜な腹違いの兄が遊び道具になるとは思っていたが、それ以上だ!

…さて、お前には特性の地下牢を用意してある。そこで私と世界一楽しい遊びをしようじゃないか。お前の体が音を上げるまでな」

 

僭女王だけに女王様プレイをお望みとは…… HENTAI

 

「停戦交渉に同意したのだろう。その場合、出て行く権利は認められるはずだ」

 

ユーラクシア・サルン
「この私に講釈を垂れるつもりか? 残念だが、ここの法を決めるのはお前でもアブナーでもない

私にはムラームニルとの特別な関係がある、合意しているのさ。ドラゴンは私のエルスウェア支配を確固たるものにしてくれる。お前と腹違いの兄がどうしようとも、彼らは止められない!」

 

「お前は勝てない。リンメンを解放し、エルスウェアから追放してやる」

 

うわあ、冒険者が強気なこと言っちゃったぞ。

 

 らむさん、早くなんとかして! (=゜ω゜=)

 

 

Day 25《2》へ続きます。

 

もにや

ゲームがすきだ